悠久太鼓とは

 「悠久太鼓」は昭和49年3月に長岡商工会議所創立70周年記念行事の一環として創作され、長岡に寄贈された組太鼓の曲です。作曲者はNHK交響楽団常任指揮者の外山雄三氏であり、「悠久太鼓」の名は長岡市民に「永く」「久しく」愛され、受け継がれることを祈念して命名されたそうです。

 演奏は5人前後、「長岡まつり平和祭」では約100人で一斉に叩くこともあります。それゆえに迫力ある太鼓を演奏することができます。お祭りの太鼓とは雰囲気が異なる和太鼓の味が楽しめます。

 現在、悠久太鼓を演奏する社会人や小学生などの団体がそれぞれ長岡市内外で活躍しています。特に社会人団体においては海外などでも演奏し、世界にも交流を広めています。

 つるかめ会のなりたち

 「つるかめ会」は和太鼓をこよなく愛する団体です。昭和60年頃に、和太鼓に興味を持った長岡技術科学大学の学生が悠久太鼓の社会人団体である「青悠会」の練習に通い、「悠久太鼓」を習得、このすばらしい太鼓を大学内に広めようと独自に太鼓の曲を演奏するサークルを結成したのがはじまりといわれています。現在使用している「悠久太鼓愛好会 つるかめ会」という名称も同時期に授かりました。

 演奏曲は「悠久太鼓」「悠久大花火太鼓」「悠久囃子太鼓」に加え、「前触れ太鼓」「つるかめ太鼓」というオリジナル曲があります。この他にも近年では、他の和太鼓集団の曲などを参考にしたりして創作にも取り組んでいます。

 「つるかめ会」は長岡市内を中心に各種イベントや老人ホーム等の施設に訪問して演奏しています。また大花火大会で有名な"長岡まつり"をはじめ、夏のお祭りシーズンにおいては連日フル活動!!長岡市の至る所で我々の姿が見られるハズです!

 活動内容

 「つるかめ会」は、週1~2回の練習を行っています。これは出演で人前に出るための太鼓技術の向上はもちろんのこと、メンバーそれぞれが楽しむための練習でもあります。また、8月初旬に催される「長岡まつり」前には、毎週の練習とは別に「長岡まつり」で市内の悠久太鼓の各団体が合同で演奏するための合同練習を約1ヶ月間、週1、2回行います。

 「つるかめ会」の出演数は年間約50回、平均すると1週間に1回出演していることになります。しかし、実際は年間の出演のほとんどが7、8月に集中しています。長岡まつりの前には市内を巡回し太鼓を叩いてお祭りの景気付けをしています。「つるかめ会」では主に長岡市内の幼稚園・保育園、老人福祉施設などの施設や、町内会のお祭りなどをまわっています。これは、祭りを見に行くことがなかなか難しい人たちにお祭りの雰囲気を少しでも味わっていただければというメンバーみんなの思いからです。

 9月中旬は敬老の日に長岡市内中の老人福祉施設を回り,太鼓で敬老の日の催しものを盛り上げてまわります。我々の出演先の内訳は老人福祉施設などの福祉関係が半数以上であり、年間では30回以上にものぼります。長岡市内のほぼすべての福祉施設での演奏実績があります。「つるかめ会」の名前を知らないお年寄りはいないといっても過言ではないでしょう。

 その他、長岡技大の学内においても、技大祭や国際交流祭り、マラソン大会などの様々な催しに出演しています。 また2001年から、長岡造形大学の「輪太鼓衆 転太鼓舞」と一緒に、毎年3月にアオーレ長岡を借りて「和太鼓 早春の陣」という公演を行っています。この悠久太鼓を通して、自分が楽しいと思ってやっていることで人に喜んでもらえるというとても貴重ですてきな体験ができています。